日経新聞のZOOMの商標争いのニュースにまさかのトンボ鉛筆登場!?
きっかけ
「ZOOM」の商標を巡り、日本の音響機器メーカーと米国のウェブ会議企業の法廷闘争が泥沼化。現在は29カ国での争いに発展、トンボ鉛筆という意外な関係者も浮上しました。https://t.co/KFoP02mTGK pic.twitter.com/eytnbPVxs0
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) June 16, 2023
なんと、2023/06/16(金)の日経新聞のニュースでトンボ鉛筆のZOOMが登場して文具界隈で話題になりました。
詳しい情報は以下です。
日経新聞 | https://www.nikkei.com/article/DGXZQODB316OM0R30C23A5000000/
全て読むには有料会員にならないといけなのが惜しいですね...
...で、結局チームの誰も有料会員じゃないので結局何書いてるか分からないですが以下チームとしての見解です。
もし誰か有料会員で記事の内容知ってる方は是非教えて欲しいです。
3つのZOOMについて
まず見解を示す前に、3つのZOOMについて簡単に抑えましょう。
まずはこれがトンボ鉛筆の「ZOOM」です。
1986年に誕生した1つのブランドです。
デザイン性の高い沢山の文具が誕生しました。
2023年にリブランディングでイメージを一新しました。
次に紹介するのが米国のZoomビデオコミュニケーションズのクラウ技術を応用したWeb会議サービス「Zoom」です。
コロナ禍のリモート会議で大活躍したため最近誕生したイメージがありますが、案外歴史は古く誕生は2012/09/10です。
最後に紹介するのが日本の音楽用電子機器メーカーの「ZOOM」です。
昔から器用に色々と作ってるところですが、とりわけ野外などのハードな現場での小型収録機器を得意としています。これまたコロナ禍で躍進したYouTuberやVTuberが愛用する機材としても大注目です。
ちなみに、偶然同社の商品を持ってたので写真を撮りました。
「V3 ボーカルエフェクター」というリアルタイムで声色を変えるという代物です。
現在主にこの3社間の論争がどうやら泥沼となっているようです。
ざっくりと経緯
詳しくは割愛しますがざっとこんな流れのようです。
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❶音響機器メーカーの「ZOOM」がWEB会議システムの「Zoom」を商標権侵害で提訴
理由は問い合わせ殺到や誤認による混乱の株価暴落など -
❷訴えられたWEB会議システムの「ZOOM」も今更変えても影響は大きいので反撃と調査
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❸同じWEBアプリ的なジャンルで何社も「ZOOM」で商標を取ってた異常事態発覚
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❹各社折り合いがつかず泥沼化
なかなかヤバイ事態ですね。
ニュースでは3社となっていましたが...更に4社目として RIH社の商標「zoom」(登録第6255174号)も挙げている方もいます。
でも正直「zoom」という非常に一般的な用語な訳なのでこうなるのは...避けられないし無理もないと思います。
詳しくはこちらの記事が参考になります。
分析
本サイトは文具寄りなので「トンボ鉛筆」にフォーカスを当てると、
なんかこの辺り2023年のリブランディングの段階である程度クリアしたのかと思ってたら...そんな訳ではなかったようですね。
開発や展開の足枷とならねばいいですが...
あと、今なお本件で揉めているということは...「もしかすると今後トンボ鉛筆のZOOMブランドで電子的な商品が出る可能性がある」ということかもしれません。
ただ、これは実現しなくて将来のためにとりあえず商標だけおさえておいて結局お蔵入りという事も多々あるので、結構漠然とした推測です。
でも商標の取得や維持にはある程度お金はかかります。
また、三菱鉛筆やLAMYも電子ペンを出したりしているので、可能性は0ではないかもです。
なお、これがそのトンボ鉛筆の気になるZOOMの商標です。
区分が文具ではなく電子的な「9」になっている点が気になります。
なんか更に収集つかず泥沼化する可能性もありますが...
いい感じで和解できたらいいなぁと思います。